アニメ『千年女優』作品紹介

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アニメ『千年女優』作品紹介

今 敏原案 監督、マッドハウス制作のアニメーション映画。2002年9月劇場公開。
映画世界と現実を行き交いながら、時を越えて語られるラブ ストーリー。
時代は千代子が女優になった戦後の日本から始まり、出演した映画の舞台である戦国時代、幕末の混乱期、文明開化の明治、戦中の昭和を駆け巡る。淡い初恋の人の影を追いかけながら、ひたすら運命を切り開いていく千代子の人生は、見ている人々を時空を飛び超えた千年の旅へと誘う。その壮大なロマンは高く評価され、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞をはじめ、数々の賞を受賞している。スピルバーク率いるドリームワークスによって、全世界に配給された。

受賞歴

第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞
第6回ファンタジア映画祭(カナダ) 最優秀アニメーション作品賞&芸術的革新賞
第33回シッチェス カタロニア国際映画祭 最優秀アジア映画作品賞
2003年度東京アニメアワード 劇場映画部門最優秀作品賞
第57回毎日映画コンクール 大藤信郎賞
第8回アニメーション神戸作品賞 劇場部門

ストーリー

かつて一世を風靡した女優の語る一代記 …のはずが、その思い出はいつの間にか彼女が出演した映 画のエピソードと渾然一体となり、彼女の話を聞くインタビュアー二人を巻き込んでの波瀾万丈の物語になって行く。

関東大震災と共に生まれたその人、藤原千代子。
千代子の話は戦争の足音が近づく帝都東京から始まり、満州に舞台を移したかと思うと、あろうことか、はるか戦国時代に時を移し、彼女は燃える城で姫君に姿を変えたかと思いきや、はたまた江戸時代のくの一に扮して侍相手に大立ち回りを演じ、ときに幕末の遊女に身をやつしては上の太夫にいじめられ、町娘に姿を変えて幕末の京都をひた走れば新撰組に脅され、明治の牢獄で官憲にいたぶられながらも必至に耐えた彼女が、やっとの思いで獄舎を抜け出したその先は昭和の大空襲……。
彼女は映画という虚構と現実の間を自由に行き来しながら、時間と空間を越えて行く。
その千代子の想いはただ一つ。初恋の殿方に一目会いたい。
その男は絵描きであった。
戦前、官憲に追われて怪我をしていたところを千代子が家の蔵にかくまったのがすべての始まり。彼に初恋とも呼べぬほどの淡い思いをいだく千代子だったが、軍国主義が二人の間を引き裂く。
遂げられぬ再会の約束と残された大切な彼の人の「鍵」を携え、様々な時代の中で戦国の武将、幕府に捕まったそして彼女が走った道のり罪人や尊皇攘夷の志士へと姿を変える「鍵の君」を追って千代子はどこまででも走って行く。
そして彼女が走った道のりの分だけ、彼の人への想いも深まって行く。
千代子の行く手には「鍵の君」を捕らえようとする官憲の男や彼女を目の敵にする女優が、やはり時代に応じた姿で手を変え品を変えて立ちはだかる。
そんな千代子の昔語りに翻弄される二人のインタビュアー。
二人は彼女の回想に入り込み、ときに彼女に置き去りにされながらも、彼女の後を追って共に時代の旅をする。
彼女のファンである初老の男、立花源也は目の前で繰り広げられる映画の名シーンに大いに感激、思わずその役柄になりきり、ときに戦国武将、あるいは股旅者に姿を変えては彼女の危機を救いに現れる。
かたや白け気味のカメラマン井田恭二は呆れながらも彼女の壮大なホラ話に引き込まれ、
不平ばかりを口にしつつも否応なく壮大な時の冒険へと連れて行かれるのだった。
時代を超え、あたかも千年の間、愛しの君を追ってひたすら走り続ける千代子。
やっとの思いで辿り着いた未来の月面で彼女が見るものは果たして……?

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